お客様からメーターにエンジンチェックが出たという連絡を頂きお車をお預かり。
診断機を接続すると、診断機の電源が入らない・・・
この車は、シガー電源などから診断機の電源を取るタイプなのだと思いシガーから電源を取り出して診断機を起動。
すると20個以上のダイアグコードが出力されていました。
電圧降下のコードも入ったいたのでバッテリーをテスターで点検してみると、「不良・要交換」。
故障コードの大半が電圧に起因する者でしたのでバッテリー交換を行うことに。
エンジンルームの左側をばらしてバッテリーの取り外しの準備をします。
OBDからバックアップを取る装置があるのですが、外車はバッテリーターミナルに直接バックアップ用の電源をつなぐ方法で交換します。
交換完了です。
交換が終わったら診断機を使って車にバッテリー交換を登録します。
今回、初めてバッテリーを変えたということでしょうか。
そして再度診断。
「ターミナル30F フューズの不具合」
このダイアグがどうしても消えません。
消えないということはまだどこかに不具合の原因があるということです。
いろいろ調べてみましたがなかなかターミナル30Fのフューズという不具合が特定できず。
最終的に特定できた原因は、「OBDコネクターのフューズ切れ」でした。
つまりは、初めに診断機で診断しようとしたときに診断機が起動しなかった理由もこのフューズが原因でした。
これですべてのトラブルは解消されました。
ところで、このOBDの電源のフューズはなぜ切れたのでしょう??
このフューズが切れる原因とされているのが、OBDにバックアップ電源をつなぐことです。
実際、ミニで試した方は速攻でフューズが飛んだみたいです。。。
恐らく、以前に何かの作業時にOBDコネクターにバックアップ電源をつないでフューズを飛ばし、そのまま乗っていて今回の診断時に気付いた。というところでしょうか??
OBDコネクターからバックアップを取れるという商品がたくさん出ていますが、使用する車種にはご注意ください!
整備関係
2024.03.16