ムーヴ L175S オートマ変速不良 修理

今回は、ダイハツ ムーヴ L175S カスタムであった修理事例を紹介したいと思います。
この型のムーヴですね。
まだまだ現役バリバリの車ですね。
丁度いいサイズで乗りやすいいい車ですね(^^)/
今回入庫した車両の不具合は、「坂が上らない!!」というものでした。
早速試乗をしてみると...
普通に走るし坂も上る...
症状を聞いたときにイグニッションコイルを疑ったのですが試乗してみてイグニッションコイル(プラグに電気を送る部品)ではないことはすぐにわかりました。
こんな時は症状が出るまでひたすら試乗です(´;ω;`)
何度か試乗していると...
いきなりメーターのスピードの部分が0KMに!!
更にABSのランプが点灯!!
坂も確かに上らない!!
はい。症状を確認しました。
症状から、原因を推測していきます。
坂を上らない原因は試乗をして確認した結果、オートマが変速していないことが原因でした。
というか、高いギアで固定されている感覚です。
マニュアル車で例えるなら、4速で坂を上っているような感覚です。
次に診断機でコンピューターとの通信をしてみます。
このあたりでほぼほぼ原因は特定できています。
先ほど書いたオートマが変速しない現象ですが実は故障ではありません。
この現象は、何かの不具合が起きた場合でも、車がすぐに止まってしまうのは危険なのでとりあえずオートマの変速を固定し走れるようにするという安全機能のようなものです。
そのオートマの現象と診断機からの情報を総合して、電圧に異常がありオートマのコンピューターが車両を保護するためにオートマの変速を固定した。という事になります。
そんなこんなで今回の原因はこれ。
オルタネーター(発電機)の電圧異常です。
しかも、ある一瞬だけ電圧が16V(通常12~14付近)ほど発生するという現象でした。
一瞬でも、電圧が高いことを検知したコンピューターが回路や車両保護のためコンピューターの動作を停止してたことが原因でした。
そのために、オートマの変速固定や、メーターが0kmになるなど様々な不具合を発生させていたのでした。
電圧が高かったこともあり、コンピューターなどが破損していないか心配でしたがオルタネーターの交換だけで済みました。
不具合の現象を聞いた時にはオルタネータとは思っていませんでしたが、現象の再現と診断機等の情報を使えば正確で確実な修理ができますね(^^)/
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