ハイブリット車は定期的なバッテリーの点検・交換をお勧めいたします。

ハイブリットカーは今となってはトヨタ以外のメーカーでも発売されていますね!!
ハイブリットカーというジャンルを切り開いたのは間違いなくトヨタの「プリウス」ではないでしょうか??
その中でも、俗にいう「20」というプリウスの爆発的ヒットにより世界にハイブリットというジャンルが確立されました。
車の方向性を変えたまさに「大発明」ですね。
そんなプリウスが発売された後に整備業界でよく話題になった話がありました。
それは、「ディーラー以外で整備できるのか??」
この話題が良く出ていましたね。
そんな話題が出るほど今までの車の概念を変える画期的な発明だったのです。
この時期に自分はまだ10代でした。
その時によく思っていたのが、「プリウスを分解してみたい!!」でした(笑)
純粋に機械としての魅力があった事を記憶しております。
そんなプリウスも20系が発売されてから15年以上経ってきます。
そろそろ色々なトラブルも出てくる時期ですね。
最近、車検の為にに20プリウスが入庫いたしました。
プリウスは診断機を使用してブレーキオイルを入れ替えなければなりません。
これは、ペダルとブレーキ配管が物理的につながっていない部分があるためです。
そのため、従来のブレーキオイル交換のようにペダルによる圧送ができません。
ブレーキのマスタータンクに圧をかけて抜くというやり方もあるのですがあまりお勧めしておりません。
きちんと診断機を使う方が確実な作業が実施できます。
そんな中、車検入庫のプリウスのブレーキオイルのエア抜きをしていると、、、
「???」
ちなみにこの時、条件は満たしています。
そうなると、なぜエア抜きの途中でエラーが出るのか??の原因究明を行わなければなりません。
色々調べていくと原因はこれ!!(いろいろと書いていますがすぐ原因分かりました(笑))
アップで!!
そうです!補器バッテリーです!!
補器バッテリーの電圧が低くてエア抜きの際にエラーが出たんですね。
ブレーキの整備する前に先にバッテリー確認しておけばよかった、、、(´;ω;`)
しかし、このバッテリー、まったくブレーキオイル交換のエラーが出るまでは弱ってることがわかりませんでした!!
ハイブリット車は、スターターを回すしてエンジンをかけることはしません。
バッテリーは、エンジンがかかりにくい。スターターが回りにくい。などの症状が出てくるのでバッテリーがだめになる前にある程度予防することが出来ました。
しかし!!このハイブリット、バッテリーが駄目になる前兆が非常に分かりにくい。
ネットなどでは、「こういう症状が現れたら!!」のような記事もよく見ますが、なかなかそういった症状だけでは判断しずらいものです。
ちなみに、今回の20プリウスは19万キロ未交換、、、
19万キロってすごい(笑)
ただ、駄目になるといきなり走行不能になります!
予防策は、バッテリーチェックと定期的なバッテリー交換しかないのです。
ただ、定期的とはいっても今回のプリウスが19万キロ使用できたことからも交換サイクルは非常に長いということが出来ます!
症状が現れにくいハイブリットの補器バッテリーなのでついつい忘れがちになると思いますが定期的なバッテリーの点検をお勧めいたします!!!
T.A.Pでは、ハイブリット車を含め各種バッテリー交換に対応しています!
バッテリーチェックの性能チェックもできますのでお気軽にお尋ねください!!